三方よしの精神とは
近江商人の心得で、売り手よし買い手よし世間よしの三つのよし。売り手買い手がともに満足し、また社会貢献もできるのがよい商売であるとされます。
近年、ビジネス取引あるいは、人間同士の相互関係においてWINーWINという関係する双方にメリットがある状態が良いとされています。
この言葉はスティーブン・R・コヴィーの名著である【7つの習慣】で日本においても広く認知されるようになりました。
もちろん、この概念もとても素晴らしいものです。
我々、風俗プレナーも常に念頭におき業務に取り組んでいます。
しかし周知のとおり、風俗業界というのは全てがヒトで成り立っているビジネスです。
関わるヒトの良し悪しがビジネスの成否を決めるといっても過言ではありません。
主な関係性では、
スタッフーコンパニオンーお客様
そうなってくると、WINーWINだけでは足りなくなります。
そこで風俗ビジネスを未来永劫成功させるための秘訣として、
風俗プレナーが推奨しているのが三方よしの精神です。
本来、風俗業界も日本特有の文化であり、古くからある商売です。
であればビジネスの思想や行動哲学も日本の文化に沿ったものがほうがよいわけです。
経営が上手くいっている風俗店は例外なく三方全てが満足するようにまわっています。
- 経営者ースタッフーコンパニオン
- スタッフーお客様ー世間
- スタッフーコンパニオンー世間
- 経営者ースタッフー世間
- 経営者ーお客様ー世間
- 経営者ーコンパニオンーお客様
- コンパニオンーお客様ー世間
おそらく実際に風俗経営されているかたであれば、
それぞれの関係性に業務改善のヒントが見えているはずです。
いきなり全てを良くしようと取り掛かるのは大変なことです。
それでも、ひとつひとつを紐解きながら丁寧に改善できた結果には、
驚くほどの成果に結びつくでしょう。
あなたのお店の成功のため、
さらには風俗業界のさらなる発展のため、
風俗経営に三方よしの精神を取り込んでください。
おわりに同じく近江商人の商売十訓をご紹介します。
風俗ビジネスに限らず、商売全般の教訓としても非常にためになります。
- 商売は世の為、人の為の奉仕にして、利益はその当然の報酬なり
- 店の大小よりも場所の良否、場所の良否よりも品の如何
- 売る前のお世辞より売った後の奉仕、これこそ永遠の客をつくる
- 資金の少なきを憂うなかれ、信用の足らざるを憂うべし
- 無理に売るな、客の好むものも売るな、客の為になるものを売れ
- 良きものを売るは善なり、良き品を広告して多く売ることはさらに善なり
- 紙一枚でも景品はお客を喜ばせる、つけてあげるもののないとき笑顔を景品にせよ
- 正札を守れ、値引きは却って気持ちを悪くするくらいが落ちだ
- 今日の損益を常に考えよ、今日の損益を明らかにしないでは、寝につかぬ習慣にせよ
- 商売には好況、不況はない、いずれにしても儲けねばならぬ